無料ケータイHP
4 >>

 そして、爆撃によって傷ついた原子力発電所の放射能漏れは、戦いのさなかでは、どうすることもできずに放っておかれ、さらに被害は拡大していった。
 その人間の戦いに巻き込まれた自然の木々や動物達は、苦痛の叫びをあげる。
『苦しい…。熱いっ!助けて……』
『なぜ…なぜだ。なぜ、我等は苦しまなくてはならない!ああ…身体が燃える…燃えるっ!ああ……』
 木々は身をよじる。大地に根をおろし、動くことのできない我が身を、苦痛を与える人間を呪いながら身をよじる。戦火から、少しでも逃れようとするように。



FC2無料ケータイHP